台湾旅行記 2016年12月 ✈

12月 7日から14日まで7泊を三徳大飯店(サントスホテル)に滞在しました。
地下鉄の駅:民権西路に近くどこへ出かけるのにも便利です。




部屋は14階のエクゼクティブ・デラックスルームで、北側の窓から圓山大飯店や松山空港へ降りる飛行機が見えます。 →





荷物を整理をしてから近くの民権西路駅へ出かけ、悠遊カードという公共交通機関共通のプリペイドカードを2名分購入し、500元ずつチャージします。
このカードは地下鉄やバス、国鉄などの公共交通機関で利用できて、おまけに地下鉄は2割引きだという上、コンビニの買い物にも使えるという優れもの。(右の写真)。
上下の文字を上下に重ね中央の横線を一本に省略した当て字がカードという文字らしい 。

「このカードは滞在中大変便利に地下鉄を乗り回すのに利用できたうえ、帰国時の空港向けのバスにも利用できるので、残額を使い切らずに残して置き、次回訪台時にも活用するつもりです。」

延平夜市で夕食後にホテルへ帰ってからパソコンを開けて株式の様子を見て驚く!!! 11月初めに390万で仕込み、430万に値上がりしたら売りの注文を出しておいたのですが、大した期待も無く結果を見ると、あっと驚く、640万で売れている。250万の利益だ。寄付きから一気に値上がりして指値より大幅に高い値で売れるとは笑いが止まらない(^^♪。
この度の台北では多少贅沢をしようと思ったね(^^♪

 三徳大飯店は日本からの団体客で大賑わい、高校の修学旅行での利用も多く、高校が2つほどもダブって来ている。滞在中に日本の高校が5つも来着した。
修学旅行で海外とは贅沢だね(^^♪、低階層の安い部屋に滞在していたらさぞや喧しいことと思われます。ホテル近辺のコンビニが日本の高校生で溢れていました。

 朝食後に雙連の朝市を散策し、釈迦頭(台湾のフルーツ)を購入して戻ってから、大橋頭駅付近から始まる廸化街の北の端が古いレンガ造りが続く歴史保存地区になっているというので訪ねる。明治・大正時代に建てられたような連が作りの建物群が続き、改修中を勧めている様子が伺われる。改修済みの一部では開業している店舗やホテルもある。

赤煉瓦の廸化街商店街で最初に李亭香という手作り菓子の店でワイフの好きな菓子を購入し、百勝堂でマンゴーのドライフルーツ、永楽市場で夜食用の油飯などを購入、孤独のグルメで取り上げて紹介された原味魯肉飯という店へ昼食に入る。 魚丸米粉、乾麺、下水湯(砂肝スープ)、豚足などを食べる。店内にはTVドラマの撮影風景や、主人公:松重豊の顔写真が貼り付けられているも、店舗があまりにも露店風で、現地の庶民向けという感じで日本人観光客が訪れるには貧しい。 味はまずまずでしたが、2名分で4品食べて400円そこそこと安い。下水湯が砂肝のスープとは知らなければ食べられません(+_+)。

その後、双連まで歩いて帰り、以前よく訪ねたマンゴアイスの店:冰讃を訪ねると顔を覚えられており、冬場は火鍋の店に変わっていてマンゴアイスは5月まで休みだとメモ書きで説明してくれる。
その後歩いてホテルまで帰る、10時ごろから15時まで相当な歩き回りの距離となり後日影響が出ることになると考えられるものの、どうしてもも毎回最初に張り切りすぎてしまう(+_+)。
一服後ホテルの近くにあるマッサージ屋さんへ出かける。90分で1,800元、およそ6,800円 2名で13,000円を超える。 内容はほぼ満足するも、タイマッサージの4倍ちかくもするのは高い。ま、株式で儲かっているので可とする(^^♪、贅沢の第一弾でした。

 ホテルでの朝食後贅沢第2弾として(^^♪ フロントで圓山大飯店 金龍寵でのコースランチを予約してもらう、窓際席が取れたので楽しみ。
とりあえず忠烈祠を参観して衛兵交代式を見てから圓山飯店へ向かおうと、ホテルからタクシーで出る。我々の旅行では珍しい、普段は公共交通を利用するのが常ですが、今日はタクシーで周ることとする。。
忠烈祠は日本でいえば靖国神社のようなもので、中華革命や国共内戦等で亡くなった英雄をまつる施設で陸海空の3軍が交代で衛兵を立てており、一時間ごとに交代をする式典が有名です。中正記念堂でも同じような衛兵交代式が見られますが、中正記念堂では堂内での衛兵交代に対し忠烈祠では正門から中門を経由して本殿まで行進しての交代式が見られます。
忠烈祠では本殿と、正門に衛兵が立っており両方共に交代するので、多くの人が見ることが可能です。

以下の画像は忠烈祠の衛兵の様子。

次いでタクシーで圓山大飯店へ向かう。2階の金龍餐寵でランチ。豪華絢爛という言葉が似あうホテルで、レストランも超豪華です。値段は2名で7,000円ほど、高いとは感じません。
台北へ来たらここでランチをするのが楽しみの一つです。
誰に勧めても失望させない唯一のレストランでしょう。

ある夕方、ホテルから手近な場所にある八方雲集という餃子屋さんへ出かけました。中華では餃子は蒸して食べるのが普通ですが、ここは珍しく鍋貼餃子(焼き餃子)の店です。
流行っている様子で普通の焼き餃子は売り切れだというので、韓式辛味餃子に変更し、酸辣湯も同じく売り切れとのことで代わりに魚丸スープを頼みました。魚丸スープは魚のすり身の団子汁ですが、この店ではスープに刻み海苔がいっぱい入っていて珍しいタイプでした。
餃子は春巻きのように細長く巻いた形で焼かれており、ニラの代わりにキムチを使った餡が入っており、びっくりするほど美味く、再度訪れたい店の一つと感じました。
なお、餃子を8個と、魚丸スープ2つをオーダーし、100元(380円)だったのには驚きました。 安くて美味いので大変流行っている様子。

本日は電車で少し離れた隣町の板橋市にある林本源庭園を見に出かける。
台北駅で乗り換えて板橋の府中という駅でおり、道路の案内に沿って10分ほど歩くと到着。
入口で改修中で一部閉鎖の案内があるも、代わりに入場無料となっていました。
パンフレットをもらって拝観に入ると、ごボランティアのご老人が待ち構えていたように日本語でのガイドを申し出るのでお願いする。
古い史跡として大切にされている様子であり、ガイドの老人から色々の由来を説明受け参考になった。蝶々、蝙蝠などが多く描かれているのは発音が福と同じで縁起が良いとのこと。

改修中で半分しか参観出来なくて、2時間ほどで電車に乗って帰る。ちょうど昼食の時間になったので、中山駅で降りて有名な梅子餐寵へ向かう。ネットの地図で事前に調べておいたので場所はすぐに分かったが、日本人接待客や団体観光客を相手にしている店らしく、喧しい接待客の大声がうるさい。中国人のマナーと同じで、国外で日本同士が集まるとワイワイとはしゃぐ。
料理は牡蠣のネギ炒め、烏賊団子のフライ、蛤スープなどを食べるも味は良かったのに雰囲気とサービスは最悪。 2度とは訪れない店でしょう。

夜になったので近くに見つけた牛肉うどんの店、金春発牛肉店を訪ねる。ネットで見かけた評価では大変旨いという。
台北の牛肉麺には紅焼きスープという八角の香りづけの醤油味が多く、慣れていない日本人には口に合いませんが、この店の味は薄い塩味で漢方臭がなく美味しく食べられました。角切りの牛肉がゴロゴロ入っており、この店が麺屋さんの看板ではなくて牛肉店と称していることを印象付けされます。一杯500円ほどなので食堂価格としては台北では高価なほうだと思いますが結構流行っています。

今日は龍山寺近辺を探索し、近くにある剥皮寮という古跡を訪ねる。製材の一環としての材木の皮むき場の跡地を史跡として残しているとか。赤煉瓦作りの家並みがあり、保存のため改修中の様子でした。
龍山寺はすでに何度も訪ねていますが近年パワースポットとして有名になっています。

龍山寺駅前にある有名な福州元祖胡椒餅へ行くと長蛇の列。松山区の店が発祥の福州世相胡椒餅と並んで龍山寺の胡椒餅も台北では1~2を争う人気という。並ばなければ食べられないので、我侭なワイフも我慢して並ぶ(^^♪
裏路地の小さな店ですが壺焼きの窯が4個ほども設置してあり大量に作っていますのですぐにさばけます。しばらく待って2個購入しました。駅前公園で座って味わってみると、 う~~ん 美味い!! 熱々によく焼けていて且つジューシー。肉汁があふれだしてきます。一ツ45元で、ネギと豚のひき肉の餡に胡椒風味が効いています。
今回の台湾旅行で食べた物の内、最も印象に残った食品の一つとなりました。

この後、地下鉄を乗り継いで北門駅へ行き、昔の水道施設が駅構内の床下のガラス張りで保存されているのを見学、次いでやはり古跡の北門を見物しました。古い時代の城塞都市:台北城の東西南北にあった門の一つだという。西門、東門、南門などは町の名前としては残されていますが、当時の建造物としての門がそのまま保存されているのは北門だけらしい。

夕刻から又電車で永康街へ夕食に出かける。目指したのは鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包でしたが、店先の大行列をみて諦める。
代わりに、永康街へ入ってすぐに度小月を見つける。タンツーメン(担仔麺)の有名店です。台湾名物と言われるほど有名な担仔麺ですが、初めて食べました。他にはメニューを見て一番高いキャビア巻、蟹巻なども注文して食べてみました(^^♪。
麺は米麺も選べて選択肢が多く、豚肉ミンチと海老が載せてあり、辛くも無くてあっさり味で美味しい。
他の料理もそれなりに美味くて満足、合計で2,500円ほどでしたが、キャビア巻が一皿1,800円もしたのでその他は安かったのでしょう。
今後訪ねたい店の一つとして記憶しておく。

今日は久しぶりの晴天で日中の気温が25度にもなる夏日だという。電車を利用して二二八公園と国立博物館の見学に出かけました。
電車は淡水線で台大病院駅で降りるとすぐに公園です。残念なことに博物館は月曜日休館だったので公園を散策しました。
以前訪ねた時には見れなかった台湾リスが沢山住み着いており、人慣れしている様子で可愛らしい姿を見せてくれるので癒されます。

この後あらかじめ調べておいた二二八公園近くの小籠包の店 點水楼を訪ねる。
ヘチマ入り小籠包とトリュフ入り小籠包、合わせて酸辣湯スープと杏仁豆腐のデザート等を注文する。
 お茶も黙って出てきた。
 酸辣湯の小を頼んだのに大きな器で出てくるし、全体的に思っていたほど美味くない。

本日も昨日と同じで大変暖かい。最終滞在日ですので、見残したところとして101大楼とその付近にある、四四南村という古跡を訪ねました。
かっての軍の兵舎あととのことで半地下式の防空壕のような要塞と兵舎群が歴史施設として残されていました。地図上の位置が分かりにくく、うろうろしていたら地元の婦人がわざわざ案内してくれました。こうした台湾人の親切には何度も出会いましたが嬉しいものです。なお台湾ではこうした古い施設を保存して残そうとする意識が強いようで観光資源として活用する運動が盛んな様子です。
レンガ造りの古い商店街が取り壊されずに修復して保存・活用を図っているのと同じようなものかも。
 このような施設が101大楼のような超近代的建物群と隣接して設けられているのもびっくりします。
 続いて101大楼へ行き、フードコートの小南門で 牡蠣オムレツ、豆花、胡麻団子小豆汁などを食べる。

ホテル近くの撫順街にある 方園という シャブシャブ店へ行く。結構美味しかった。

総括
①台湾旅行では美味い中華料理を期待してはいけない。台湾人や中国人が旨いものを食べに日本へやってくる(*_*♪。
②台北で一番のランチは圓山大飯店・金龍寵レストランで窓際席を予約して行く。料理・雰囲気・眺望・サービスともに最高。
③大衆食堂や屋台飯に日本では食べられない美味いものや珍しいものがある。が、逆に口に合わなくて食べられないものもある。
④胡椒餅という食べ物が大変旨い。福州世相と福州元祖の2店が美味しい。
⑤八方雲集という餃子のチェーン店があり、鍋貼餃子が安くて旨い。
⑥豆花や愛玉という台湾独自のスイーツがあり、珍しい。
⑦フルーツは冬の時期はあまり美味いものがない。(釈迦頭ぐらい)
⑧気候は日本よりはかなり暖かいが、暖房というものがないので冬は寒いことがある。
⑨台湾の人は日本人に対して大変親切。電車で席を譲ってもらったのが数回、遠回りして道案内もしてもらったこともある。
⑩共通乗車券としての悠遊カードは旅行者も利用できるので是非購入しよう。できれば到着した台北の空港で申し込もう。
⑪ガイドブックなどで案内しているレストラン等の宣伝文句は信用できません。口コミサイトの紹介も自分に当てはまるとは言えない。
⑫自分であるいてみて、食べてみて感じたものが自分の評価ですが、それが万人に当てはまるものでもない。