キリスト教の嘘 🔑

およそ3,500年ほど前、古代のイスラエルが滅亡しエジプトに奴隷として捕われていた人々を開放し、故郷の中東の地へ導いたのがモーゼです。彼らの宗教はユダヤ教(ヘブライ教)であり、唯一の神はヤハウエー(エホバ)とされてきています。
今から3,000年ほど前にモーゼに率いられてエジプトを脱出してシナイ半島の砂漠を放浪する過程で神から十戒を授けられたとする話は大変有名です。
この後に彼らはダビデ王の元で強大な国家を作り上げ、さらにその後ソロモン王の時代まで大きく発展し、中東一帯を支配する大勢力となりましたが、その後は衰退の道を辿り、最後はローマ帝国の支配下になり、国家としての存立もなくなってしまうのですが、ユダヤ人もユダヤ教も生き続け、2000年ほど前にはキリストが生まれる訳です。ちなみにイスラムの開祖マホメッド(モハメッド、ムハンマドとも言う)も500年ほど遅れて生まれ、ユダヤ教から別派としてそれぞれ発展してきたわけですが、キリストの偉大さを作り上げてゆく為に、後世いろいろと歴史が作り上げられていき、ユダの裏切りの為に磔になって殺されてしまったことになりました。
ユダ即ちユダヤ教徒のことであり、ユダヤ教を脱退してキリスト教を独立させる為の作り話だと思われます。
旧約聖書などにしるされている古代の物語は全てユダヤの歴史であり、キリスト自身もユダヤ教の牧師だったのです。キリスト教が生まれたのは、イエス・キリストが死んだ後のことで、その弟子たちが当時のローマ帝国でローマ人を相手にイタリアで発展した宗教なのです。そう、バチカンの法王庁として現在存在しているローマンカトリックの中心であり、中東にはキリスト教の存在歴は無く、キリスト自身もユダヤ教の司祭の一人だったのです。 

  ユダヤは現在も厳然と存在し、イスラエルと言う国となっており、さらにユダヤ人は世界中に散らばっていますが、彼らから見ればキリストこそがユダヤを裏切ってユダヤ人以外の異民族へ教義を広めて行った異端者なのかもしれませんが、キリスト教への改宗を拒否してきた為、世界中から嫌われてきた長年の歴史があるので、妥協しているかに見えます。
ジューと言われて嫌われ、ヒトラーからは抹殺指令まで出され、数百万人も虐殺されるに至るまでアメリカもイギリスも見て見ぬ振りをし続けたのです。

ユダヤ教徒が自分達は神から選ばれた民族として一切の布教活動をせず、ユダヤ民族だけのものとして他の民族へ普及させることを拒否してきているのも事実であり、キリスト教との確執は根深いものがあると思われます。

 本日TVを見ていて、 イスラエルのエルサレムを聖地とする宗教にイスラム、ユダヤ、キリストと並べられていますが、キリスト教は中東では受け入れられずローマで生まれ育ったもので、イスラムはアラビア人を中心としてメッカを根拠地として発展した宗教として共にユダヤ教から改革派として生まれたものです。

キリスト教においてのエルサレムはキリストが生まれ(ナザレと言われています)、最後に処刑された地であるとされていますが、その地に根付いて発展した歴史はありません。キリスト教とはユダヤ教やイスラム教など中東で生まれて根付いている宗教ではなく、キリストの弟子たちが、キリストの死後にローマで発展させた宗教なのです。旧約聖書等の編集はバチカンで行ったのだと考えられますが、キリスト誕生以前の古代の歴史はすべてユダヤ教としての歴史であり、キリスト教の歴史ではありません。十字軍が何度もエルサレムを奪いに出兵されましたが、全部失敗に終わったのも、現地にはキリスト教の信者が全くいなくて、応援する勢力もなくよそ者が侵略してきただけ。
キリスト教の本拠地はローマのバチカンであり、中東の地はイエスが生まれ、ユダヤ教の別派を樹立したことから裏切り者として処刑された場所なのです。

ある意味ではオームなどとも同じであり、将来において世界的に信者を増やして今のキリスト教ほどになれば、松本云々は世界の創造主として崇められる存在になり、絞首刑で犯罪者として処刑されたとしても、教義のために自らの命をささげたという伝説が作り上げられるかもしれません。
キリスト教も成功したからこそ現在があり、今日伝えられているキリストの伝説も全て都合よく作り上げられた物語であるとすることが出来ます。
成功していなければ現にユダヤの国は存在し、ユダヤ教もそれなりの力を持っているので、キリストはユダヤを裏切って別派を作り犯罪者として処刑されたという一行の記録が残っただけのことでしょう。

聖衣、十戒、その他キリスト教に関わる伝説の映画も多いのですが、全てユダヤ(現イスラエル)及びユダヤ教の歴史であり、キリストが生まれる前にキリストの歴史はあり得ません。
キリスト教徒の世界から異端者の扱いをされ、嫌われ者として長い間地球上を彷徨い、ヒトラーには大量に虐殺され、戦後にようやく自分達の国を樹立したイスラエル(ユダヤ)と言う国・民族の執念には恐るべきものがありますが、そのユダヤから生まれたキリストはユダヤの歴史を受け継いだのか盗んだのか?

2,000年以上も長い期間、ユダヤ・イスラエル人は国も無く、民族として住む領域も持たず、世界の放浪者として散らばってしまっており、当然宗教集団としての力も弱く、全てをキリスト教が引き継いだとする説が出てきてもおかしくない状況ではあったのですが、戦後、中東の地、モーゼが民族を導いたとされる故郷にイスラエルと言う国家を、それまで差別してきた反省として国連が樹立したことから矛盾が発生することになってしまいました。

このことから旧約聖書に書かれた古代の歴史をユダヤからキリストが引継いだと言う説は崩れ、共有説へ転換しなければならないと言う苦しい立場になったのかもしれません。(このことはユダヤ側も妥協しているようすですねぇ。)
いずれにせよ、キリストは教は自身が生まれた中東の地では受け入れられず、磔の刑で処刑され、弟子達が当時のローマ帝国へ移動してきてから大きな勢力を持つようになり、ヨーロッパ全域がキリスト教の国になり、アメリカにも伝わったのです。

キリスト教と言われているもののなかにも沢山の宗派があり、原典に基づいたところから出発し、ユダヤ人だけのものとはしないで教義を広めていったユダヤ教の人たちも沢山います。 そんな中の一人がキリストであり、ユダヤ教の司祭の一人に過ぎず、彼を神のごとくに扱うカソリックをはじめとするヨーロッパのキリスト教は堕落し、間違いを犯しているとすることから、キリストではなくエホバを神とする宗派もあり、アフリカの一部で古代から存在するブラックジュー(黒いユダヤ人)と呼ばれる人たちの宗教は古代ユダヤ教から繋がっているものであり、すべてキリスト教の一派の如きにいうことは間違いです。中国に伝わる景教も同じく滅んでしまったユダヤ帝国の彷徨える民が起源であり、仏教の伝来より以前から、中国に根付いていたという話もあり、多民族国家であった中国では、各種の宗教が交じり合い、ユダヤ教、ゾロアスター教、仏教などが交じり合ったものが、仏教として日本にも伝来したと考えられます。孔子もユダヤ人だっという説もあり、儒教と言う言葉もJuda(ジュダ:ユダ)と字面から考えるとユダヤ教だとも言えるかも知れない。

イエスキリストの後継者達が、ローマ帝国で宣教活動を広め成功したことから、教義をゆがめ、あたかもキリストを神のごとくあがめたり、マリヤ像やキリスト像、十字架などの形あるものを崇めることは、十戒から始まるユダヤ教の神との契約(旧約聖書の世界)に違反しているのがキリスト教でもあるのです。

もともとモーゼが神と契約したことから始まるユダヤ教が発生し、後にキリストもマホメッドもエホバの神から指名を受けた使徒として、担ぎ上げた一派が宗派を起こしたのでしょうね。だからイスラムにとってもキリストにとってもイスラエルのエルサレムを聖地として扱っているようです。

結局はユダヤ教から生まれ出た別派であるわけですから、キリストから始まる歴史がキリスト教の歴史であるべきであり、キリスト以前のユダヤの歴史(旧約聖書)をキリスト教の歴史のごとくに言うためにはユダヤが存在していないことが必須条件であり、ユダの裏切り説も作り上げられたと思われます。こうしてユダヤの歴史をキリストが引き継いだということにしてしまったのです。

アフリカに古代から存在するブラックジュー(黒いユダヤ人=ユダヤ教信者)の話、ソロモンとシバの女王の伝説が伝わるエチオピアの話など、ダビデ~ソロモンと続いたユダヤ王国とユダヤ教の滅びに関わる話を経て、2000年を経過した後での新たなイスラエルの復興が、キリスト教の取り繕い(嘘)を綻ばせている気がします。

各地に取り残されていた古代ユダヤの子孫たちをキリスト教に改宗させたりして、取り繕っていますが、キリスト教の布教活動以前から住みついていたキリスト教信者が、例えば、エチオピアに存在する訳が有りません。まさに彼らこそソロモンと親交があったというシバ女王の遺臣であり、紀元前(キリスト誕生前から)から住んでいるユダヤ教信者だったのです。これらも旧約聖書に記載されている歴史物語です。

古い時代の中国に多くの信者がいたという景教も国を無くしたユダヤの民が東方へ移動してきたものと思われ、その一部は日本へも来ている可能性があります。これらもユダヤ教であり、キリスト教ではありませんが、世間一般ではキリスト教といい、キリスト教自体がそれを否定していないどころか、キリスト教徒だとして歴史を盗んでしまっている。
言い換えてみるとローマ帝国で大発展したカトリックが全ヨーロッパへ波及し、後、ローマカトリックの腐敗でプロテスタントという別派が起きました。
ヨーロッパ諸国の世界制覇に伴いポルトガル・スペインをはじめ、フランス・イタリヤなどがローマンカトリック(旧教)、イギリス・オランダ・アメリカなどがプロテスタント(新教)を世界中へ広めたと言えますが、あくまでもローマ帝国で発展したヨーロッパの宗教なのです。こうして見直してみると古代中東での出来事を記した旧約聖書はまさにユダヤ教の歴史であることが歴然としてきます。

ユダヤが消滅してイスラエルの存在もなかったとしたら、ユダヤ教の歴史をすべてキリストが引き継いだと言えるかもしれませんが、イスラエルの建国は覆い隠した嘘の積み重ねをあからさまにしてしまったと言えます。

なお、この記述は管理人の思い付きを記述しただけであり、キリスト教に反感を持つものでもなくユダヤ(イスラエル)の支持者でもなく、歴史認識に間違いや勘違いがあるかも知れません。

一般的に聖書を題材にとった物語や映画が多数存在しますが、キリスト誕生以前の物語が、キリスト教の歴史として扱われていることに違和感を感じます。ユダヤ「イスラエル」ユダヤ教がキリスト教に改宗していれば歴史を引き継いで発展させたという理論が成り立ちますが、ユダヤ教もユダヤ民族も厳然として存在しているなかでは引き継いだのではなく盗んだとも言えるのではと感じました。  この不都合が、ヨーロッパにおけるユダヤ人の弾圧に結びついたのではないかとの想像も生まれます。

 その後イスラムの帝国が勃興し、現代の西欧諸国とインド、東アジアの国々以外は、全部イスラムの国となってしまったことから、イスラムの教えに違反するものはすべて破壊、廃棄されてしまったことで、エジプトや古代ギリシャの記録文書が残っていなくて、紀元前の歴史書としてはキリスト教徒がローマのバチカンでが編纂した旧約聖書しか系統だった歴史書が残されていないという事情の中で当然都合よく編集された部分が沢山(もしくは全部がそうかも)あると見なくてはいけません。

エジプトのアレキサンドリアにあったという、古代の図書館にはエジプト文明、ギリシャ文明などに関わる貴重な文書が大量に保管されていたと言いますが、すべてイスラム帝国が焚書してしまい、大きな文化的な損失が発生しました。 もしこれらが残っていたなら、世界史は全く違うものだった可能性があります。 人類の文明が発達した頂点で破滅が起きて、文明が滅び、生き残った人類が無から次の時代を作ってきた という歴史が繰り返されてきたという話です。
エジプトの古代遺跡は 現人類の作ったものではなく、先代の人類の文明の遺産だとする説が正しかったのかも。

アトランティスの話も、無くなってしまった文書に記載されていたかも。 南極が太平洋の真ん中にあるという、ピリレース の地図もオスマンの提督が開示しましたが、エジプト・アレキサンドリアの図書館から持ち出したという履歴があるようです。 
 
「我々は何も知らないようだ。」  と プラトンがつぶやいたという。

日本に伝わる古事記・日本書紀も同じでしょうね。王朝に所属する記録係が、都合よく書き残した記録の羅列ですが、それらの中から真実・実態を想像して探し出すことが面白いことだと思っています。
西洋人の中でも同じ感覚を抱く人は多いと思われますが、キリスト教徒としては私の様には表現できないでしょう。

  グラハムハンコックの「失われた聖櫃」という小説にはモーゼの十戒が書かれた石版を納めた箱がソロモン王の失脚と同時に運び出され、エチオピアへナイル河をさかのぼって移動されたという想定で書かれています。
沢山の従者が共に移動してエチオピアに土着し、古代からエチオピアを中心とするアフリカにユダヤ教の信者が沢山存在したという事実もある様子。近代になってからキリスト教徒だとされてしまいましたが、かってのエチオピア王室はソロモン王とシバの女王の血を引くものとして尊重されてきた歴史があります。
これは、紀元前の話であり、少なくともキリストが生まれる前からキリスト教徒が存在するわけもなく、キリスト教の布教活動が起きる、1,000年も前に存在した彼らをキリスト教徒だとは、嘘も極まれるところです。
 彼らこそ、シバの女王の血を引く古代からのユダヤ教徒だったのです。

キリスト教が全世界へ向けて布教活動に乗り出したのは高々400年も遡るのだろうか?
 1,000年も前からイスラムの世界となっている北アフリカにおいてキリスト教の信者で成り立つ国があるはずがない。
このことも「失われた聖櫃」を読んで得た知識ですが、これらの歴史はすべてユダヤ(イスラエル)の歴史であるものを、あたかもキリスト教の物と置き換えているように思えることからこの一文をしたためました。

このように嘘で固められたキリスト教の世界にたいし、改革を唱えたものがたくさんおり、プロテスタントとして、バチカンのカトリックに造反を起こした歴史はまだ新しい。

                            マンダム記