ウクライナ戦争勃発 🌟🌟

ロシアがウクライナへ侵攻したことが大きなニュースになっています。
国連や国際問題として以前から報じられていましたが、大規模な軍事侵攻として世界中で取り上げられている様子です。
プーチン氏はこれらの世評を気にすることなく武力手段をとりました。国際的な批判を無視するものです。
ソ連時代にはウクライナはロシア側の重要な仲間として原子力発電や軍事基地を置いていましたが、独立後に西洋諸国に同調して反ロシア路線に転向したのが、そもそもの原因です。国民の選択ではありますが、ロシアとの隣国外交も大事にしなくてはいけません。
しかし、世界でも最有力の一つのロシアがアメリカや西洋諸国の抑制要請を無視しての弱国への軍事侵攻は国連憲章の立場からも許されません。ロシアは世界の敵になってしまいました。
 ウクライナはNATOの一員ではなく、西洋諸国は救援の義務はありませんが、世界中が支援をしています。ウクライナ国民が徹底抗戦をし、手を挙げて降伏しなければ世界中から支援物資や武器援助が来るでしょう。ロシアとは武力では敵いませんので、すぐ降参してしまう可能性もあります。政府が降伏してしまえば応援も出来ませんが、大国が武力で隣国を侵略することは許されません。ロシアは世界から報復を受けるでしょう。中国も公式に支援は出来ない筈です。しかし、こうしたことが許されてはなりません。
 沖縄の一部が反米・反日の勢力によって独立宣言をすることを仮想してみると、同じことが日本にも起こり得ます。日本が警察力などで押さえつけに回り、彼らが中国に支援を求める場合と今回のウクライナ事件は全く同じなのです。
陸続きでないだけ日本の方が有利ですが、恐ろしい戦争が起きる可能性が高いのです。
国民の声を代表しない専制政治の恐さを感じます。大国ではロシアと中国だけが、そうした体制をとっているのです。
ウクライナを支援したくとも、それがロシア軍との対決になるうえに、国境を接したウクライナとロシアではロシアとの全面戦争に発展することにもなりかねないのです。
当然核兵器の使用に発展する可能性があり、世界の破滅ですが、それを知っていても強行すると言う立場でロシアが望めば世界は手を出せません。プーチン氏を止めることはロシア人しかできないことなのです。
ロシアの国内で戦争反対のデモが起きているとの報道もありましたが、ロシア人の良識に期待したいものです。
大変な事態が起きたのですが、はっきり言って日本が出来ることは大してありません。
普段の外交努力や近隣外交がいかに重要かを再確認させる出来事です。どういう風になるのか目が離せません。

26日追記
ロシアの武力に対し、ウクライナ軍は対抗出来ないと思っていて、すぐにも降伏してしまいそうだと感じていましたが、粘り強く抵抗していて、ロシア軍には降参しないで戦っています。弱肉強食が目の前で行われていても見ているだけの実態に情けないものを感じますが、これが実態であることは認めざるを得ないようです。
 日本も変わってゆくのか? 隣国に中国と言う強国が存在し対立軸を作ってしまうと同じような事態が起きます。対立しないように経済関係での友好を築いてきましたが、尖閣問題と台湾問題では対立していますので、必ずしも良好な関係とは言えないものがあります。
 相変わらずアメリカに縋り付いて安保体制を維持してゆくか? 憲法を改正しての国防論が盛んになるでしょうね。しかし、近隣友好の原則は守っていきたいものですが、これも相手があることゆえ難しく、気が付いたら周りは敵ばかりという事態にならないよう気を付けたいものです。
 なお、ロシアの動向は国際世論の総反発を受けており、中国の動向が大きく影響しますが、安保理の非難決議にはインドと共に棄権したということですが、今後姿勢がはっきり見えてくると思います。中国がロシアを抑制する立場に立ってくれるのなら、良いのですが、ロシアに同調する立場に立てば同じように世界と敵対してしまいます。
アメリカ主導の民主主義体制が世界をリードしてゆくのが終わってしまえば世界は変わってしまいます。

27日追記
ウクライナが善戦している様子。頑張れば世界中から救援物資や武器援助が届き、有利になるかもしれません。プーチン氏の暴挙が世界中から(ロシア国民を含み)批判されています。経済封鎖の中、さらなる暴発があるのかどうか。ロシア国民の自助努力を期待します。

3月10日 追記
国連はロシアの拒否権で何も出来ませんが、総会決議でロシア非難が議決されました。反対はロシア、ベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、シリアの5ヶ国のみです。賛成は141ヶ国、棄権が35ケ国と言う。インド、中国などの大国と、旧ソ連圏だった東欧、中央アジア諸国と、共産主義体制の国、並びにロシアから武器援助を受けている国々が棄権しました。
 ウクライナの善戦が賞賛されています。世界中が武器援助などでウクライナを応援している中、負けないで頑張っており、ロシア軍の被害も莫大なものになっていると思われますが、ロシアの国内報道管制は戦時中の日本とまるで同じです。大本営発表以外の報道を禁止し、15年の懲役だとする法律を制定したと言う。鉄のカーテンに囲まれた国民だとする100年前のソ連時代に戻ってしまいました。
 ロシアにも知識人や民主正義派の人がいる筈ですが、国民の声を封ずる政治手段は100年前に終わったと思っていたのに、復活してしまいました。
 NATO諸国からの武器援助が行きわたればウクライナの方が優勢になる可能性も見えてきています。かえって心配です、ロシアが核を使う可能性が出て来ます。ロシア人の覚醒を望むところですが、期待薄でしょうねぇ。ロシア人は尻馬に乗るしか動けない民族かも。

4月14日追記
ほぼ1ヶ月を経過し、まだウクライナが戦っています。首都攻防戦ではロシアが敗退し、東部2州へ戦力を集中する様子ですが、撤退した首都のキーウ(キエフ)周辺での民間人虐殺などの戦争犯罪事件が発覚して国際的な調査が始まっている様子です。
ソ連時代の満州における日本人引揚者に対する犯罪行為と同じことが起きている様子です。略奪行為や女性レイプや民間人虐殺などの行為が発覚しています。
まさにソ連時代と変わっていないのが見えてきます。60万もの日本人男性をシベリヤへ強制労働に拉致し、多くの女性がレイプされた事件と同じことの繰り返しです。
ウクライナ人の怒りと悲しみに同感をおぼえます。

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