新車(トヨタ・ヤリス)試運転 八百津緑老舗(くりきんとん) 🚗

ヤリスの新型が納車されました。ハイブリッドのZバージョンです。
車体色は初めて採用された「アイスピンクメタリック」という、薄い紫のような感じで、光の当たり具合により、淡いピンク色に見えたり、灰色に見えたりする。
 試運転をかねて、TVで見た栗きんとんの宗家だという八百津にある緑屋老舗まで、試運転がてらドライブに出かけました。1時間半ほどの行程で一部有料道路利用の最短時間選択のナビゲーションで到着し、15個入りを3,000円で購入し、さっそく食べてみました。美味い!栗きんとんでは中津川の「川上屋」と「すや」の2軒が有名ですが、八百津の方が味わい深くて美味しい。緑屋老舗は明治5年創業だという長い歴史がある人気店らしく行列ができておりました。
 さて車の試乗記としてはナビゲーションの扱い方、電子式運転補助装置になどに慣れていないので、いろいろとテストしながらでしたが、クルマは軽快かつシッカリ感が高くよく走ります。少しのアクセル加減で大きく加減速し、今まで乗っていたホンダ・ハイブリッド車の鈍い出足とは違いが大きいので、気持ちがよいです。
 車線キープ機能や、レーダー機能による障害物感知機能などが働き、方向指示器を出さないで車線変更を行うと、車線をキープするようにハンドル操作が自動で行われる上、警告音が出るので驚きます。なお、自動駐車機能もあり、シフトチェンジだけを音声に従って行えばハンドル操作、ブレーキ操作まで自動で行い、選んだ駐車スペースの中央に停車します。なお、パノラミックビューモニターと言う装置は車の全周囲を上から見下したように表示するので、後方だけでなく左右や前方のクリアランスが確認出来るなど、他にも多くの安全機能と便利機能があり、ナビ操作と合わせて慣れるまでしばらくかかりそう(^^♪。
 フィットハイブリッドに5年乗ったので、違いをいろいろと感じます。1番の違いは走行性能の違いです。スムーズ且つ力強い上、足回り・路面の凹凸衝撃吸収性能、ハンドリングなどの走行性能はヤリスが段違いに優れている。逆にブレーキは踏力に応じる形でホンダの最初から利くのと少し違う。車体の屋根が低いせいで乗り込むときに頭部が当たりやすいのが欠点。ハンドルは非常に軽く作動し、加速感もすごく良く力があるからだと感じさせる。
 いずれにせよモーターとエンジンを使い分けたり、両方同時に利用して運転者の意思に沿ったパワー出すのは同じようなハイブリッドシステムですが、やはりトヨタが優れているように感じます。
 但し、室内の広さは圧倒的にフィットが大きく、ヤリスの場合は前席を下げた場合には後席の足元スペースがほとんどなくなります。又、シートの折り畳みなどの使い勝手もホンダが上ですが、座り心地には少し違いがあり、妻に言わせるとホンダ車のシートは疲れると言う。なお、リアトランクの広さは結構あり、リアシートの背もたれを前に倒せば、フラットなトランクスペースが大きくとれるのは、両車とも同じですが、ヤリスはトランクの床が3段構造になっており、最下段にはスペアタイヤを積載可能になっているのが特色。上段の床を上げると深くなりますが、ゲート入り口との間に段差が出るので、下段収納スペースには洗車用品やメンテナンス用品などの収納スペースにするのが良いようです。
 肝心の燃費については帰宅してからメーターで確認したところでは25.5km/L と出ておりました。停車中にナビの設定やメーターの表示設定などで余計な燃量を消耗しており、通常の使い方になれば、もっと伸びるでしょう、次回給油時の燃費が楽しみです。ホンダフィットが満タンで40Lですが、ヤリスは36L、多分ヤリスの方がより遠くまで走れそうです。 全長4メートル未満のコンパクトサイズで、軽量化を追求しながら車両剛性の高さを感じさせてくれます。
 ヘッドランプ・リヤライトなどは全てLEDが採用されており、鋭角的に踏ん張ったシェイプがホンダの丸っこいデザインと好対照です。ファミリーカーというフィットと、前席優先のドライブマシン(~~♪がヤリスだという感じになり、ホンダが創業時の走り屋向けからミニバン中心のファミリーカー作りに切り替えてしまったのに対し、トヨタ車は車種が多く、ファミリー向けの車、前席優先の運転を楽しめる車と作り分けが出来るので、ヤリスのような車を作れるということでしょう。スイッチを切るとシフトが自動でパーキング位置になったり、エンジンを切ってからも一定時間内はドアガラスの上げ下げが可能だというようなホンダの便利機能はヤリスにはついていませんので、不便を感じる部分がたくさんあり、ホンダの車作りのコンセプトには優秀点を認めますが、パワー・加速性能・足回り・操舵性能などの基本走行性能よりも、女性向けやファミリー向けの乗りやすさを重視しているのが、走る・曲がる・止まるという基本走行性能を重視したコンパクトカーというコンセプトのトヨタ・ヤリスに私が回帰した原因です。
 思えば不思議と言うか、当初3台のホンダ車に乗り、よく走るので好きでしたが、不都合も多くあり、トヨタ車に変えたところで、あまりの違いに驚いたものです。すなわち故障知らずでメンテナンス無しで乗れる。上質の車作り、乗りやすさなどを感じましたが、走行性能はホンダがうんと上でした。 しかし今ではホンダ車はファミリーカー作りに徹し、乗りやすさ、使いやすさを指向して、ニューフィットがモーター走行のEV車だとすると80馬力相当のパワーですが、ヤリスは同じモーター出力+プラスエンジン出力で170馬力と倍も力が違い、走行性能ではトヨタ車の方が優れているようになってしまいました。
 しばらく乗ってから、又感想を記してみたいと思っています。

10月15日 追記
 半月ほど経ちました、シートバックに吊り下げ用のフックを付けたり、リヤトランクのラッゲージ固定のネットを取り付けたりし、日常使用の便利を図りました。
通常使用において25km/L 以上の燃費なのでこれから更に向上すると思われ、又、走行性能の良さには満足しています。ハンドルが軽く操作できるのに、フワフワしていなくてシッカリ感がある、道路の継ぎ目や段差を通り越すときの動作が柔らかくて落ち着きがある、アクセル操作に対するパワー応答が素早い、など今まで乗っていたホンダハイブリッドには無かった良さを感じます。勿論燃費も大幅に向上しています。更に、電子制御による安全機能が大幅に追加され、レーダーによる前後左右の障害物感知機能や、車線維持機能が働くので高齢者にとっては重要な装置になると思われます。方向指示器を出さないで車線変更したりすればすぐに警報が鳴り、ハンドルまで修正されます。バックモニター以外にもパノラマビューモニターがあり、後方のみならず左右・前方の様子まで映し出し、自動駐車機能もついているので、駐車スペースの中央に正しく停車することが出来ます。
 欠点というかホンダ車に対して悪くなった点も多くあり、第一が運転席へ乗降時に開口部が低くシートの位置も低いので頭が当たりやすい。エンジンを切るとシフトレバーポジションが自動でパーキングの位置へ移動する機能が無くなった上、窓ガラスが空いていた場合には再起動しないとガラスが上がりません。リヤシートは非常に狭くてフロントシートを一杯下げればリヤのレッグスペースに余裕はなくなります。フィットの5人乗りに対しヤリスは2人乗り(^^♪、ホンダ車に可能だったリアシートの跳ね上げ機能(リアシートの足場が非常に大きくなり、買い物などの荷物置き場として便利に利用できていた)もなく、リアシートは荷物置き場専用(^^♪です。
運転席からのシートベルトの引っ張り出しも肩越し、脇側共に出しにくい、シートとドアの間に傘をたたんで寝かせる隙間があったのも無くなってる等です。こうした細かな気遣いがホンダ車の良いところだったのですが、アクセル操作に対する応答性がにぶいのが、なんとも好きになれなかったポイントでしたね。
 ニューフィットは更にモーター走行を主としたEV仕様になり、静かに優しく走行するファミリーカーに徹してきたので、エンジンとモーターを共用して用いるヤリスに対し、駆動力(馬力)は半分程度しかありませんので、運転好きな私にはヤリスと相性が良いことになります。

11月21日 追記  燃料を入れてからメーター上の累計燃費は 28.5K/L と出
           ており、この数字は一般家庭用の自家用車としては、軽自動と比
           べても考えられないような高燃費です。

12月15日 追記  2度目の燃料を入れました。450KM走行したのですが、残り走行可能距離 460KM と出ており、まだ半分残っていることになる。入ったガソリンは18Lだった。リッター当たり25kmです。メーターの数字とは少し違いがある。
ホンダフィットの場合はエコモードで乗って20k/Lでしたので、ヤリスをノーマルモードで使用した燃費がかなり上回っています。エコモードで使用すれば市街地30K/Lが実現しそうです。

                                            以上

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