龍伝説の由来について 😞

龍とは架空の動物で、中国から伝来したものだと言われています。西洋でもドラゴンとして同じような想定で考えられた架空の生き物として存在しますが、アジアの龍とは少し性格が違うようですね。
日本各地に龍伝説があり、戸隠の九頭龍、福井の九頭龍、出雲の八岐大蛇も同じような由来だと考えられます。山をかけ下り、すべてを破壊しつくして人間には抗えない恐ろしいものとして描かれております。これらが何から想像されるに至ったかを考えると、これしかないという原因に思い至りました。即ち、火山の溶岩流や火砕流、さらには土石流や鉄砲水などが山を掛け下り、すべてを破壊しつくして飲み込んで人里を襲ってくる様子そのものじゃないか、枝分かれして幾筋にもなって下ってくる様子はまさに頭が九個もある龍の形(九頭龍)や八叉のオロチ(大蛇)じゃないかと、思いついたのです。
TVでみたハワイのキラウエア火山の溶岩がすべてを飲みつくして駆け下ってくる様子は、まさに火を噴く龍のようでした。こうした記憶が長い年月を経て龍の伝説に変化したに違いない、と確信したのです。こうした現象は日本だけじゃなく、世界的に起きうることであり、広くアジア全体で龍伝説が生まれたものと考えられます。
一方で、西洋で龍に相当するがドラゴンですが、こちらにはあまり自然災害を象徴する感覚が見えていません。空を飛び回る強力な力を持つ空想上の動物として描かれている様子ですね。人を襲う抗いがたい力をもつ翼をもち空を飛ぶものとして描かれていることがおおいようですが、悪として征伐しなくてはならないものという、捕らえ方であり、東洋で言う龍とは少し意味合いが違います。
いずれにせよ、縄文時代から弥生時代へ進化してゆく過程であった大和において、人の力では対抗しえない火山の爆発による溶岩流・火砕流など、また土石流・鉄砲水のような洪水が山を駆け下ってきて人里を飲み込み、破壊し尽くす様子は龍が暴れて天から降りてくる姿そのものだったのでしょう。破壊が収まった後は龍が天へ帰った後として、災害の跡だけが残されてたのでしょう。このように考えると、空想上の動物とされてきた龍の実態が分かるようになります。なお、日本では神として祭り、災害が民へ災害を及ぼさぬように祈りをささげたと言うことでしょう。征伐するべき対象として捉える西洋とは大きな違いがあります。
こうして新しい観察眼で見てみると、鬼とは?とか、天狗とは?とか、いろいろと思いつきますね(笑)。
